住宅購入にかかる諸費用とは?

2026年09月29日

住宅購入にかかる諸費用とは?物件価格以外に必要なお金を解説

 

「3,000万円の家を購入するなら、3,000万円用意すれば大丈夫」と思っていませんか?

住宅を購入するときには、土地や建物の価格だけでなく、税金や登記費用、住宅ローンに関する費用など、さまざまな「諸費用」がかかります。

初めて住宅を購入する方にとっては、

「どんな費用が必要なの?」
「現金はいくらくらい準備すればいい?」
「住宅ローン以外にもお金がかかるの?」

など、分からないことも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、住宅購入時にかかる主な諸費用について、初めての方にも分かりやすく解説します。

 

住宅購入では「物件価格+諸費用」を考えよう

住宅購入の予算を考えるときに大切なのが、物件価格だけで判断しないことです。

住宅を購入する際には、物件そのものの代金とは別に、契約や登記、住宅ローンなどに関する費用が発生します。

たとえば、予算いっぱいの物件を選んでしまうと、

「思っていた以上に初期費用が必要だった」

ということにもなりかねません。

そのため、住宅探しを始める段階から「物件価格+諸費用」で資金計画を考えておくことが大切です。

 

住宅購入時にかかる主な諸費用

では、具体的にどのような費用がかかるのでしょうか。

代表的なものを順番に見ていきましょう。

1.印紙税

不動産を購入するときには、売買契約書などの契約書類を作成します。

一定の契約書には印紙税がかかり、契約金額などによって税額が異なります。

電子契約を利用する場合など、契約方法によって取り扱いが異なることもありますので、契約前に確認しておくと安心です。

2.登記にかかる費用

住宅を購入すると、不動産の所有者が変わったことなどを公的に記録する「登記」の手続きが必要になります。

たとえば、中古住宅や土地の購入では所有権移転登記、住宅ローンを利用する場合には抵当権設定登記などが必要になることがあります。

登記の際には登録免許税がかかるほか、司法書士へ手続きを依頼する場合には、その報酬も必要です。

「登記」という言葉は難しく感じるかもしれませんが、簡単にいうと「この土地や建物は自分のものです」と公的な記録に反映するための手続きです。

3.仲介手数料

不動産会社の仲介を通して住宅を購入した場合、仲介手数料が必要になることがあります。

これは、物件の紹介や契約条件の調整、売買契約のサポートなどを行った不動産会社へ支払う費用です。

すべての住宅購入で必ず発生するわけではありません。売主から直接購入する場合など、取引形態によって異なります。

物件を検討するときには、仲介手数料の有無も確認しておきましょう。

4.住宅ローンに関する費用

住宅ローンを利用する場合には、借りる金額以外にも費用が発生することがあります。

代表的なものには、金融機関へ支払う融資手数料や保証料などがあります。

ただし、住宅ローンの商品によって費用の種類や金額、支払い方法は異なります。

金利だけを比較するのではなく、住宅ローンを利用するために必要な費用まで含めて確認することが大切です。

5.火災保険・地震保険

住宅購入にあわせて、火災保険への加入を検討する必要があります。

住宅ローンを利用する際、金融機関から火災保険への加入を求められることもあります。

また、地震による損害は通常の火災保険だけでは補償されないため、必要に応じて地震保険も検討します。

保険料は建物の構造や所在地、補償内容、契約期間などによって変わります。

単純に保険料の安さだけで決めず、「どこまで補償が必要なのか」を考えて選ぶことが大切です。

6.不動産取得税

土地や建物などの不動産を取得した際には、不動産取得税がかかる場合があります。

購入時ではなく、住宅を取得してしばらくしてから納税通知書が届くケースもあるため、忘れないようにしておきたい費用です。

一定の条件を満たす住宅や土地については軽減措置を受けられる場合があります。

購入する物件によって税額や適用条件が異なるため、事前に確認しておきましょう。

7.固定資産税などの精算金

中古住宅や土地の売買では、固定資産税や都市計画税について、引き渡し日を基準に売主と買主で負担額を精算することがあります。

どのように精算するかは売買契約の内容によって異なります。

資金計画を立てる際には、こうした精算金が必要になる可能性も考えておきましょう。

 

購入後にもお金がかかることを忘れずに

住宅購入で見落としやすいのが、引き渡し後に必要になるお金です。

新しい住宅で生活を始めるためには、たとえば次のような費用が考えられます。

・引っ越し費用

・家具・家電の購入費用

・カーテンや照明器具などの購入費用

・エアコンの購入・設置費用

・インターネット環境の整備費用

・リフォームや修繕費用

・駐車場や外構に関する費用

新居に合わせて家具や家電をまとめて購入すると、予想以上の出費になることもあります。

「住宅を購入するためのお金」だけではなく、「新生活を始めるためのお金」も残しておくことがポイントです。

 

諸費用はいくら準備すればいい?

住宅購入にかかる諸費用は、新築・中古、戸建て・マンション、住宅ローンの利用方法、取引形態などによって大きく変わります。

そのため、「必ず物件価格の○%」と考えるのではなく、購入を検討している物件ごとに具体的な金額を確認することが大切です。

気になる物件が見つかったら、不動産会社に

「この住宅を購入した場合、物件価格以外にいくら必要ですか?」

と聞いてみましょう。

諸費用を含めた資金計画を作ってもらえば、必要な金額を把握しやすくなります。

 

「住宅ローンで借りられる金額」だけで予算を決めない

初めて住宅を購入するときに特に注意したいのが、「借りられる金額」と「無理なく返済できる金額」は必ずしも同じではないという点です。

住宅を購入した後も、毎月の生活費はもちろん、固定資産税、保険料、住宅のメンテナンス費用などが必要になります。

マンションの場合には、管理費や修繕積立金なども考える必要があります。

さらに、お子さまの教育費や車の購入、将来の貯蓄など、ご家庭によって必要なお金は異なります。

住宅ローンを組むときは、現在の収入だけを見るのではなく、購入後の暮らしまで考えて返済計画を立てましょう。

 

初めての住宅購入では「総額」を確認することが大切

住宅を探していると、どうしても物件価格に目が向きがちです。

しかし、大切なのは「物件価格がいくらか」だけではありません。

最終的に住宅を購入するために、全部でいくら必要なのか。

ここまで確認してから購入を判断することが重要です。

特に初めて住宅を購入する方は、分からない費用があって当然です。

気になることがあれば、そのままにせず、不動産会社や金融機関などに確認しながら一つずつ整理していきましょう。

 

まとめ|諸費用まで含めた資金計画で安心できる住宅購入を

住宅購入には、土地や建物の価格以外にも、登記費用、仲介手数料、住宅ローン関連費用、保険料、税金など、さまざまな費用がかかります。

さらに、購入後には引っ越しや家具・家電、住宅の維持管理などにもお金が必要です。

だからこそ、住宅購入では物件価格だけを見るのではなく、「購入時に必要な費用」と「購入後に必要な費用」の両方を考えて資金計画を立てることが大切です。

初めての住宅購入では、「何から考えればいいのか分からない」という方も少なくありません。

気になる物件がある方はもちろん、「まだ購入するか決めていない」「自分たちの予算でどのくらいの住宅が買えるのか知りたい」という段階でも大丈夫です。

住宅購入にかかる費用や資金計画について分からないことがございましたら、お気軽にご相談ください。

一つひとつ確認しながら、無理のない住宅購入を一緒に考えていきましょう。